2022年12月9日から11日まで、「マイスモールランド」上映会と「仮放免の子どもたちの絵画・作文展」を同時開催いたしました。コロナ禍にもかかわらず、上映会には、3日間合わせて94名の方にご来場いただきました。

12月9日（金）は、埼玉県小川町のシェアキッチン＆カフェ「薪をくべる」様で、お仕事帰りの方など、地域の皆さんを中心にご来場いただきました。上映会の後は、鍋をいただきながら、それぞれの想いを語っていただく素晴らしい機会となりました。

12月10日（土）は、埼玉県坂戸市の筑波大学附属坂戸高等学校の多目的室をお借りして、高校生の皆さんなど、若い世代の方も多くご来場いただきました。川和田恵真監督にもお越しいただき、トークイベントでは、ご来場の皆さんからの質問にもお答えいただきました。

12月11日（日）には、埼玉県滑川町の古民家ギャラリー「かぐや」様で開催されました。難民の支援など、実際に活動されている方のご参加もあり、上映後の対話の会は、たがいに学び合える機会となりました。

©︎2022「マイスモールランド」製作委員会

埼玉に住む17歳のクルド人サーリャ。
すこし前までは同世代の日本人と変わらない、ごく普通の高校生活を送っていた。
あるきっかけで在留資格を失い、当たり前の生活が奪われてしまう。
彼女が、日本に居たいと望むことは“罪”なのだろうか――？

　第72回ベルリン国際映画祭/アムネスティ国際映画賞スペシャル・メンションに輝き、いま、世界からも大きな注目を集めている映画「マイスモールランド」を、上映させていただくことになりました。

　「国家を持たない世界最大の民族」と呼ばれるクルド人。埼玉県には2,000人ほどのコミュニティが 存在しています。今年、世界の難民、国内避難民の数は、ついに1億人を超えました。故郷を失い難民となった多くの人々が、自分や家族の命を守るために、危険を冒して日本にも来られています。

　しかし、日本では難民認定のハードルが極めて高く、いまだに難民認定率は1％にも届きません。特に、クルド人が難民認定された例は、ほとんどありません。一方、出入国管理及び難民認定法（入管法）を巡る状況は、悪化の一途をたどっています。

　将来を夢見ることも許されないクルド人難民の困難と日本社会の現実を、17歳の少女の目線を通して描いたのは、是枝裕和監督が率いる映像制作者集団「分福」に在籍する新鋭の川和田恵真監督です。

　上映会終了後、来場いただいた皆様同士で対話できる時間を設けております。

　皆様のお越しを心よりお待ちしております。

　ストーリーなど、映画についての詳しい情報は、映画『マイスモールランド』オフィシャルサイトをご確認ください。

①12/9（金）18:30〜 埼玉県小川町＠シェアキッチン 薪をくべる

■上映開始時間：18:30（開場18:00予定）

■会場：古民家シェアキッチン 薪をくべる（20席）

　＊上映後、鍋を囲んで座談会開催

■会場住所：埼玉県比企郡小川町小川87-18

■会場アクセス：〔こちら〕

②12月10日（土）10:00～ 埼玉県坂戸市＠筑波大学附属坂戸高等学校

■上映開始時間：10:00（開場9:30）

　＊上映後、川和田恵真監督のトークイベント決定

■会場：筑波大学附属坂戸高等学校 多目的室（80席）

■会場住所：埼玉県坂戸市千代田1-24-1

■会場アクセス：〔こちら〕駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。

最寄駅（東武東上線若葉駅）から徒歩7分。

写真付き徒歩ルートは〔こちら〕をご覧ください。

③12月11日（日）14:00～ 埼玉県滑川町古民家ギャラリー かぐや

■上映開始時間：14:00（開場13:00）

■会場：古民家ギャラリー かぐや（40席）

　＊上映後、座談会開催

■会場住所：埼玉県比企郡滑川町福田1560

■会場アクセス：〔こちら〕

料金は、3会場とも、一般1,000円　高校生以下500円です。

会場で現金でお支払いください。

なお、「薪をくべる」様でのご観覧には、他に食事代（鍋+ワンドリンク 一般2,000円、高校生以下1,000円）が必要となります。

まもなく申込フォームからのお申し込みの受け付けを開始します。フォームでのお申し込みが難しい場合は、NPO法人ウィズ・ザ・スモールのメールアドレス（withthesmall@gmail.com）、または代表（中野 090-6109-6864）までご連絡ください。